Published 2月 22, 2018 by

大胆予想〜今年の梅雨は空梅雨です

こんにちは、染井吉野です。

今シーズンの冬は大雪でしたね。日本海側は何十年ぶりの大雪。被害も大変でした。
もう少し時間を遡ってみると、昨年の梅雨は記録的な長梅雨。このブログにもアップしましたが、我が家の程々の家では広縁にカビが発生するほどのジメジメ。
仙台では1ヶ月以上も連続して雨が振りました。

長梅雨と大雪、どちらも空から大量の水が降り落ちましたので、今年は空梅雨になりそうです。地球も生き物ですから、バランスを取らなくれは。沢山水を落としたところは次は水は落ちてきません。そうやって程よく空気も循環しているのだと考えます。

そうすると、今年の梅雨は空梅雨に違いありません。
今年の夏は農作物が心配になります。きっと、恵みの雨が欲しくなるのかもしれません。


もちろん、これはあくまでも個人の予想です!

でも、一番の願い事は適度な雨と豊作です。

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Published 2月 17, 2018 by

伊藤若冲と仙臺との繋がり(5/5)

こんにちは、染井吉野です。

ー仙台にある売茶翁(ばいさおう)ー
そして最後に仙台の茶菓子屋の「売茶翁」。京都の売茶翁または月海と直接関わりがあるのでは?と想像しました。

結論から先に言ってしまうと、残念ながら直接の関係性はありませんでした。
茶菓子屋の売茶翁は明治創業で、老舗ではありますが残念ながら若冲が生きた年代とは異なります。当時の屋号は「甘泉堂」と言っていたそうです。

創業者は京都の売茶翁に感銘を受け、お店でも売茶翁のように茶をもてなしたとも伝えられています。戦前のお店は仙台市中心部の一番町(一番町東北電力ビル裏あたり)に構えていたそうです。このあたりには今も戦前から同じ場所に梅原楽器店(和楽器)があり、甘泉堂はその近所にあったそうです。この一帯は戦時中空襲で焼け出されたため現在の仙台市青葉区春日町に移動しました。「売茶翁」の屋号を使い始めたのは1947年(昭和22年)の戦後のことです。
売茶翁が若冲の名前のきっかけになったことは知っていたのでしょうか?
若冲ブームをきっかけにお店の「売茶翁」も話題になることはきっと想像していなかったと思います。意外な偶然が面白いですね。

さて仙台の売茶翁は、有名な茶菓子(和菓子)屋さんです。その佇まいは一軒の古民家。表向きにはそこがお店だとは気が付きません。売茶翁の看板も控えめです。
買い求める人はお茶の先生方や常連の方々ばかり。その上、会社の役員とおぼしき方々がクルマから降りてわざわざ立ち寄ります。贈答用の菓子折りとして重宝しているようです。
人気の和菓子は午前中には売れ切れとなるほど。私も買い求めて食してみました。屋号に引けを取らないその美味しさはいかばかりでしょう。気になる方は是非お店から購入してみてください。電話番号はありませんので直接お店に行くしか方法はありません。
店内にはカフェスペースも併設されていますので、若冲と売茶翁に想像を巡らせながらゆっくりお茶を飲むのもいいかもしれません。

以上で、世界中に名を轟かせた若冲。その若冲と仙台、さらに仙台の茶菓子屋売茶翁の関係性の謎が解けました。

若冲の虜となった今、仙台に住んでいて若冲と関わりがあったことに嬉しさを感じます。



-完-

参考文献と資料
別冊宝島社「若冲」
Wikipedia売茶翁
SHIKOUSAKUGO
伏見通信:https://fushimimomoyama.jimdo.com/%E5%A3%B2%E8%8C%B6%E7%BF%81/
萬寿寺(万寿寺)
売茶翁:宮城県仙台市青葉区春日町3-13、電話なし
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Published 2月 16, 2018 by

伊藤若冲と仙臺との繋がり(4/5)

こんにちは、染井吉野です。

ー月海の空白の10年ー
いよいよ若冲と仙臺との繋がりです。

少し時間を遡ります。売茶翁が月海と名乗った僧侶時代、50歳を迎えた時、京都の街から月海は忽然と姿を消し再び京都に現われる10年の間、はたしてどこにいたのでしょうか?

実はこの間、月海は(今の)宮城県に現れます。しかも二度目です。一度目は22歳の頃とされ、病気がきっかけで日本三景松島の瑞巌寺(ずいがんじ)で修行したとされています。
二度目が50代の時で、(今の)仙台市青葉区小松島にある萬寿寺(万寿寺)に身を寄せたとされています。佐賀県に生まれ京都で僧侶となった月海が遠く仙台まで来ることになったのは何故なのでしょう?

その理由は、月海の師匠となる月耕僧侶がこの萬寿寺にいたことから師を頼り身を寄せたものです。この寺の古文書に、京都の龍津寺から月耕と言う僧侶が数年に渡って身を寄せ修行していたと記述があるそうです。
この萬寿寺は、その昔この地方では禅寺として修行僧を数百人も抱える大きな寺であり、月海もそのひとりとして滞在していた事は間違いありません。修行を終えた後に京都に戻り売茶翁となったのです。
今でもこの萬寿寺の門前にある掲示板に月耕僧侶がこの寺で修行したことが記されています。
この頃は禅僧を優に500人以上を抱え広大な敷地をもつ大きな寺だったそうですが、明治以降は廃れ現在の本堂のみを残す小さな寺になりました。この寺の歴史を振り返って想像を巡らすと、陸奥を旅した松尾芭蕉の句にある「夏草や兵どもが夢の跡」に想いを重ねてしまいました。

若冲の名を名乗るきっかけとなった人物月海が遠い仙台と松島にて修行をしていたことに驚きです。もう一度この茶屋ののぼり旗に書かれた屋号を確認しましょう。
「通仙亭」
仙台の文字が入っている、というのは単なる偶然からでしょうか?悟りの地「仙台に通ずる」と思うのは単なる思い込みにかな?
仙台藩祖の伊達政宗が仙台に居を構える前は、この地は「千代」とも「千体」とも言われたそうで、正宗が街を開くときに仙臺の文字を当てたそうです。

ともあれ月海はこの10年の間、仙台にて修行し悟りを開いたに違いありません。そして、再び京都にて俗世間から身を引き、ひっそりと暮らし、その佇まいから身を持って人々に悟りを伝えていたのかもしれません。

若冲もまた、豪商の家督を弟に譲り自らもひたすらに絵画の道に身を投じ絵師として技を極めました。商いに何の魅力も感じなかったのはある意味では俗世の生き方に懐疑的だったかもしれません。色恋も絵師の道には邪魔なものだったのかもしれません。
煩悩を捨て、ただひたすらに筆を握り目の前の本物に感性を研ぎ澄ます。若冲にとってはこれが修行だったのです。
売茶翁と若冲。
この二人が運命的に出会い、お互い無欲の魂が通ったことに間違いはなさそうです。 
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Published 2月 15, 2018 by

伊藤若冲~仙臺との繋がり(3/5)

こんにちは、染井吉野です。

ー若冲の由来ー
改めて、「若冲(じゃくちゅう)」を名乗る前は「春教春卜(しゅんぼく)」という名を頂いてはいたのですが、その名前の作品はないそうです。あえて使わなかったと言うのが正しいとされています。それなら、なぜ「若冲」を名乗るようになったのか?謎は深まります。
後年、親しく交際のあった大典和尚の他に、もう一人重要な人物が登場します。その人物こそが後に「若冲」と名乗るきっかけを作った人なのですが、この人物こそが仙台・松島との関わりがある人物だったのです。まずはこの人物の生い立ちから説明します。

その人物の名は京都で「売茶翁(ばいさおう)」と呼ばれていました。仙台に住んでいる方ならすぐに思い浮かぶのが、かの有名な茶菓子屋の「売茶翁」。そのお店とも何か関連が?と想像が膨らみますがその話は後ほどに。
京都の売茶翁は、元は佐賀県の肥前蓮池の生まれです。ここは鍋島と家柄の領地で鍋島家の菩提寺が龍津寺(りゅうしんじ)です。幼い頃の売茶翁はこの寺の化霖和尚(けりんおしょう)に就いて修行し、僧名を「月海元昭和(げっかいげんしょう)」と言っていました。
月海は幼い頃から化霖和尚から修行を積んでいたのですが、化霖和尚亡き後33歳の時に龍津寺を任されます。その後、50歳を迎えたある時、月海は藩の菩提寺から忽然と姿を消しました。藩の大名から恩恵を受ける大きな寺の住職の地位を捨ててどこかへ行方をくらましたのです。

それから10年後、京都の街中に「通仙亭」と書かれたのぼり旗を掲げた質素な茶屋が出没します。今で言うところの移動販売の茶屋です。その主こそが月海です。大きな寺の僧侶の身分を捨て、すでに60歳を迎えた老人となっていました。
粗末な茶屋でお茶を売る年寄りがいるということで、人々は「売茶翁」と呼びました。月海もその名が気に入っていたようです。
名が意味する通り、質素な茶屋で煎茶を淹れその日食べれるお金を得るだけの人。以前は由緒ある寺の僧侶であり大名との関わりが深かったにもかかわらず、自ら過去を名乗らず人々に説法をすることもなく、あるいは仏の道を説くわけでもなく、僅かな銭を得る以上のことは何もしませんでした。月海は空白の10年で俗世から離れ悟りを悟ったのではないでしょうか?
けれど人間も生き物。生きるからには糧が必要。俗人はそのことで血眼になり銭を稼ぐ。月海は仏に仕え、俗世で自分に課せられた修行から「自分は生きるために、煩悩である金を得る商いをして生きている。僧侶として説法を説くより食べ物を買うだけの銭を稼ぐことのほうが現実」だと悟ったのでしょう。


そして、売茶翁は若冲の幼馴染みである僧侶である大典とともに下賀茂神社の近くの川辺りにて茶をたて次の詩を読んでいます。
茶を立てる時に使った器には「大えい若冲」(えいの字はPCには無い漢字)と書かれていたそうです。売茶翁はこの水差しを見てこう詠みました。
「大えいは冲なし(むなし)きが若き(ごとき)もその用はつきず」(PCでは漢字が無いので一部ひらがな)
この意味は「巨大な器はそれが空っぽの時は何の役にも立たないように見えるが、いったんそこに水を溜めればその有り難さは無限である」ということ。
幼馴染みの大典とともに行動していれば若冲もまた、売茶翁が詠んだこの詩も直接聞いていたに違いありません。この時、若冲は34歳。若冲の「冲」の字は「沖」の俗字が当てられたことから、売茶翁のこの詩から名前をもらい自らを若冲と名乗ったとされています。

これで、若冲の由来はわかりました。さて?仙台・松島との関わりが残っています。今からその謎をひも解きましょう。
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Published 2月 14, 2018 by

伊藤若冲~仙臺との繋がり(2/5)

こんにちは、染井吉野です。

ー若冲の生立ー
生まれは1716年2月8日で京都の高倉通と錦小路通の交わるところに生家があったとされています。若冲とは成人後の名前ですから幼少の名は違う名です。
生家は野菜問屋「桝源(ますげん)」を営んでいて長男として生まれています。父は伊藤宗清だそうです。問屋ですから農家から野菜や果物を買い卸していました。生家のあった界隈は元々錦市場だったので問屋が軒を連ねていたことは想像ができます。主(あるじ)は代々「源左衛門」と名乗っています。
若冲が23歳の時(1738年)に父宗清が逝去したため長男だったので家を継ぎ四代目「伊藤源左衛門」となります。

幼少の頃の若冲については、当時親しく交流していたしていた寺の僧侶大典顯常(だいてんけんじょう)が書き残しています。若冲は若い頃から学問が嫌いで書も下手、さらには何の特技もなかったとのこと。更には、若冲が20代後半の時に直接聞いた話としてこうも書いています。「京都の街中の青物問屋の主人は酒も呑まなければ女にも関心が無く、無学で無趣味そして無芸であり、まさしく唐変木(とうへんぼく)というほかない。」と。

庶民の間でも、代々続く問屋の主人としては、なんの取り柄もないと絶好の話の種になっていたにちがいありません。
この時代は、家を継がせる長男は妾(めかけ)を持ってでも跡取りを作るのが普通だったらしいので、女性にも興味がなく、何に対しても欲がなかったのですから変わり者呼ばわりされていたのでしょう。

そんな若冲ですが、親しい大典は、若冲は幼い頃から絵を書くことだけが唯一の楽しみだったと記しています。
問屋の主(あるじ)となっても絵を描くことは続けていたらしく、若冲は京都に大阪の狩野派の画風を独学で習得した画家、大岡春卜(おおおかしゅんぼく)を招いて絵画の勉強をしていたらしいです。画家を大阪から何度も招くことができたのは代々続く商家の主であったことが幸いしたと思われます。基礎的な筆使を習得した若冲は師匠春朴から「春教」という画名をもらっています。だたし、この画名での作品は残っていないらしい。それは、師匠である春卜の弟子になるつもりはなかったようで、大典に「狩野派の技法は学び終えたので自分はこれ以上学ぶものはない。」と言ったと書かれています。

若冲は狩野派の教材は中国から伝わった絵の模写を使っていたため、直接実物の絵をを見たくなりました。いくつかは京都の寺院にあったため、ひとつずつ訪ねては蔵にしまい込んでいる絵を見せてもらい、自らの手でそれらを模写したとされています。その数なんと1000本にも及んだと言いますから、その情熱はすごい。

それでも若冲はそれでも気持ちを満たされることは無かったようです。確かに目の前にある漢絵は本物に違いないのですが、その絵でさえ画家が紙の上に書き写したもの。自分はそれをさらに書き写しているにすぎません。画家であるならば模写ではなく目の前の本物を描くことこそが画家の本分であるということに気がついたのかもしれません。
若冲は身近に飼われていた鶏(とり)に目をつけ、庭に数羽放し飼いしその躍動の一瞬一瞬を目に焼き付けました。それが後の作品へと繋がったのですね。
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Published 2月 13, 2018 by

伊藤若冲~仙臺との繋がり(1/5)

こんにちは、染井吉野です。

「伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)」

ものすごく精巧で写術的に描かれた「紫陽花双鶏図」に代表される若冲の絵は誰しも目にしたことがあると思います。
若冲は江戸時代に京都に現れた絵師ですが、その生涯は断片的に語り継がれているだけで詳しいことはわからないようです。

その絵を見るたびに、なんとも艶やかでそして今に飛び立とうとしている筆使いに時間を忘れて見入ってしまいます。
絵に関心が惹かれるとその絵師についてもっと知りたくなりました。
調べている内に、なんと仙臺にも接点があったんですね。仙台に住んでいる者としては嬉しい限りです。

今回は、自分なりに「伊藤若冲と仙臺の繋がり」について、数回に分けて書き留めたいと思います。

 ーはじめにー
超精巧に描かれた日本絵画の画家で有名な「若冲(じゃくちゅう)」
何かのきっかけで目にし、強烈な印象が残っていましたが忙しさに紛れて少し忘れてしまっていました。それから何年経ったことでしょう。最近の若冲ブームで再び目にすることになりました。何度見てもその素晴らしさや圧倒的な躍動感に魅了されます。
そこで若冲を少し調べたら以外にも地元仙台に関連があることがわかりました。

彼の作品は全国で展示され連日鑑賞者が押し寄せるほどの超人気の日本画家です。若冲の名前は知らなくても、彼の筆による幾つもの代表作である各「鶏図(けいず)」は目にしたことがあるはず。
その鶏(にわとり)を模写した繊細な筆使と鮮やかな色彩に誰もが驚愕し海外にも貯蔵されたりコレクター同士で取引されるなど、話題が尽きません。
彼は京の都で活躍した日本画家ですが、以外にも遠く離れた現在の宮城県仙台市と日本三景の松島町ともほんの少しながら接点があると知れば、若冲に魅せられたものとしては嬉しいものです。
そこで、素人ながら若冲と仙台・松島との関係を調べた限りではありますがご紹介したいと思います。
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Published 2月 08, 2018 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~小さきものは美しきかな

小さいながらも個性が表現されています。
こんにちは、染井吉野です。

会津焼の小さな一輪挿し。その小ささがわかるようにノートPCの上に置いて撮影してみました。
この小さな器ですが、低くどっしりと構えた姿はなんとも絶妙な丸みを帯びて、その姿形から、この中に大きな宇宙が覗けそうです。

どうして今、手元にあるのかは忘れてしまっていますが、とてもかわいらしいその姿ゆえ、棚の上に置いて鑑賞しています。程々の家にとてもよくお似合いです。
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Published 2月 01, 2018 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~古い木箱を暮らしに取り入れる

この木箱が部屋のお片付に役立ちます。
こんにちは、染井吉野です。

フローリングに毎日の生活で使うものをついつい置きっぱなしになります。不思議なことにひとつ置くといつの間にかその数が増えていきます。
何時かは片付けなければ、と思うのですが、普段使いのものだけについついそのままになってしまいます。
こうして、いつの間にか必要品なのか不要品なのかわからなくなって。

こうなってしまうと、お掃除も大変ですね。一山の固まりを動かそうにも崩れてきそうです。

そこで、頂いた古い木箱を物入れとして再利用することにしました。何の変哲もないただの木箱。このままだと、収納した後動かすことができないので100均でキャスターを買ってきました。角の4箇所と真ん中1箇所に取り付けます。(画像は取り付ける前です)

これでお掃除も楽々できて、考えながら収納するようになり、お部屋の見た目がスッキリしました。
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Published 1月 25, 2018 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~すっかりインドア派?

「住む」より「楽しむ」BESSの家。
こんにちは、染井吉野です。

BESSさんの家造りのコンセプト、気に入っています。
我が家も、色々カスタマイズして「楽しんで」います。

BESSのオーナーになる前はアウトドア派なのでお休みには随分と出かけました。
キャンプだったり温泉だったり。それはそれでかなり楽しみましたけど、今は、家の中が楽しい!

正確に言うと、家のカスタマイズが楽しくて、お休みには必ずどこか手を加えています。
ゆっくり休みたい時は、程々の家には広縁がありますので、ここでお茶を楽しむことができます。アウトドアだって気軽にできるようになりました。

う~ん、、、アウトドア用品の出番が無くなっちゃった。今年は、少し自然の中に出かけよう。
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Published 1月 18, 2018 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~使い込まれた木製本棚

木製の卓上本棚。
こんにちは、染井吉野です。

木製の卓上本棚。
現代には無い味わいを醸し出しています。
合板ではなく1枚板を貼り合わせて作らたもの。
しかも、左右の板にはアールをかけた意匠が施されています。さらにもう一箇所、正面の板にも曲線の切込みが。直線ではなく、わざわざ手間のかかる曲線にしたことが飽ることなく長年使われてきた理由かもしれません。 その証拠に、背面の板の色が違います。一度は壊れたものの、元の形を復元した新しい板をあてがったようです。以前の持ち主も愛着があって使い続けた本棚に違いありません。
 どれほどの年月が使われたのでしょうか?すっかり角は丸くなり、所々塗装が禿げ木肌が見えています。

こうして、我が家にやってきた小さな卓上本棚。これまでの持ち主に代わり、程々の家で新しい歴史が始まるのかもしれませんね。
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Published 1月 11, 2018 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~暮らしの古道具

捨てられそうになった道具たち。
こんにちは、染井吉野です。

もう少しで捨てられそうになった暮らしの古道具。もったいないので頂きました。これは、消火用の砂箱と丸型の腰掛け。

最近では腰掛けと呼ばずに、スツールといいますが腰掛けと呼んだほうがしっくり来るのは年代を感じさせるからでしょうか?
足は軽くアーチがかかっていて、こんな小さな木工製品でも職人の技が吹き込まれています。

防火用砂箱って珍しいかもしれませんね。
ある作業場で使われていたもので、水が使えない場所だったため、防火用水の代わりに設置されていたものらしいです。手書きの文字がなかなかの味を醸し出しています。
この赤箱に植物の鉢を入れようかと思案中です。


暮らしの古道具達は、程々の家に溶け込んでくれます。
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Published 1月 02, 2018 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~今年もおせわになります

今年のカレンダーも楽しみです。
こんにちは、染井吉野です。

今年のお正月は、喪中のため静かに過ごしました。いつもの寒いお正月。
大晦日の年越しまで、街の喧噪は賑やかですが元旦の初日の出を迎えたあとは街中がひっそりと静まり返るような気がします。

年末にBESS仙台さんに遊びに行き今年のカレンダーを頂いてきました。BESSさん今年もお世話になります。
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Published 12月 21, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~古きを知り新しきを知る

使い込まれた味わいのある収納棚。
こんにちは、染井吉野です。

程々の家の我が家に暮らしの古道具がいくつか縁あってやってきてくれました。

今日手入れしたのは、使い込まれた収納棚。かなり放置されたものでホコリがすごかったけど、雑巾掛けして汚れを落としてみたら、いい表情になりました。

使い込まれた暮らしの道具。色々な人の手と沢山の時を経てたまらなく味のある顔になります。

この収納棚も表面に付いたシミやキズが、使い込まれたいい表情をしています。

今日から我が家の暮らし方にもきっと役立ってくれることでしょう。ひょっとして新しい使い方を教えてもらったりするかもしれません。

程々の家は、こうした暮らしの古道具がさりげなく似合います。
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Published 12月 07, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~日本手拭

日本手拭のデザインが好き。
こんにちは、染井吉野です。

サラシに染めたデザインが現代にはない時の経過を漂わせています。
親から譲り受けた日本手ぬぐいが沢山眠っています。この独特なデザインを眠らせておくのはもったいないので、壁に飾っては時々交換しています。
 日本手ぬぐいの長さも特徴の一つ。男性陣は腰ベルトに通してぶら下げたり、女性は着物の衿カバーとして使っていたり、重宝していましたね。

今日のデザインは企業名が入っていることから、宣伝か店頭で配られたもののようです。

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Published 12月 02, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~冬はストープがぬくくて気持ちがいい

ストーブは暖かいニャァ、
こんにちは、染井吉野です。
今年も寒い冬がやってきました。クリスマスももうすぐ。ホワイトクリスマスなら寒くても何故かワクワクします。
クリスマスと言えば、サンタクロースさん。煙突からプレゼントを届けてくれるんですよね。我が家の程々の家にも煙突があります。
でも、ペレットストーブの煙突だから小さなサンタさんしか通れません。
今年もプレゼントが届くといいな。

そんなストーブの前は猫のリラックススペースになっています。ポカポカして気持ちが良さそうです。
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Published 11月 02, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~広縁で野点(のだて)

広縁でお茶を淹れました。
こんにちは、染井吉野です。

山々では初冠雪の便りが聞かれる今日この頃ですが、深まる秋を堪能したいと思い、我が家の程々の家の広縁にて野点(のだて)してみました。

野点と言っても、普通のお茶と急須で入れるだけなんですが、せめてもお湯を沸かすのを炭火にしてみました。これに岩手県産の南部鉄器でお湯を沸かして、急須に抹茶と煎茶をブレンド。

淹れたお茶のお味は、何処と無く秋深い味となりました。
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Published 9月 28, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~ギターハンガー

ギターハンガーを作ってみましたよ。
こんにちは、染井吉野です。

ギターとウクレレが増えてきたので、ギターハンガーが欲しくなりました。

ネックに引っ掛ける金具はAMAZONで3個組で安売りしていたもの。それにストックしておいた長い棒にアンティークワックスを塗り金具を付けた後、壁に固定しました。

ディプレイにもなり、部屋が広く使えます。
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Published 9月 21, 2017 by

程々の家の反省~程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

こんにちは、染井吉野です。

程々の家に暮らし始めて、まもなく3年が経過しようとしています。3年も暮らし始めると経年美化(?)もアチラコチラで進んで、暮らすということは家と一緒に歳を重ねることなんだなぁって気が付きます。

程々の家は、引渡し時が家屋の完成形では無くて、家の住人と細かなところで成長するのが楽しみな家。
その一つが住人の暮らし方の一手間。
DIYで建具を施しても良く、家具にこだわってみるのも趣が出ます。

そんな暮らしの楽しみの一方で「ここはこうすればよかったなぁ」って気がつくことも。

我が家の反省点は、2箇所。

一つ目は、脱衣所が狭くなったこと。2畳ほどのスペースなのですが、洗濯機を置くと洗面台がモデルハウスより小さくなってしまいました。また、バスマット用のタオル掛けを置くと人が通れるだけのスペースしか残りません。それに、タオルをストックしておく棚も欲しかったなぁ。

二つ目は、キッチン。アイランドキッチンではなくL字型なんですが、洗い終わった後の食器カゴと調味料の棚などを置くと生板で食材を切るスペースが少ししかありません。盛り付ける皿を置くスペースが足り無くなりました。精米機と炊飯器は購入したカウンターテーブルに移動しましたが、普段使いの細かな食器類は取り出しやすいように吊り下げの棚を作ろうかと思っています。
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Published 9月 14, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル~DIY用に図面をダウンロード

こんにちは、染井吉野です。

BESSさんの家は、どのモデルも自分なりにカスタマイズして暮らしてみるのも魅力の一つ。
いきなり、躯体に手を加えるのは勇気が入りますが、そんなときの為に自分の家の設計図(仕様書)を入手してみてはいかがでしょうか?

BESSさんから直接頂いた方もいらっしゃるかもしれませんが、PCがあればいつでも画面で確認やプリントアウトが可能です。他にも建築許可証や電気関連の工事明細もあったりといろいろ勉強になります。

ハウスジーメンさんのページにアクセスして「住宅履歴システムログイン」の画像をクリックして入手しましょう。
図面から下地が確認できるので棚を作ったりするとき便利ですよ。

ログインにはIDとパスワードが必要ですのでわからない時はBESSさんにご確認を。
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Published 9月 07, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

屋外のゴミ箱の囲いを作ってみましたよ。
こんにちは、染井吉野です。

先週の天気の良い日に、以前から気になっていた屋外のゴミ箱の囲いを作りました。
これまでは、ゴミ場所を直接地面に置いていたのですが、雨の跳ね返りで泥が付いたり、土なのでジメジメ湿気っていたりして「何とかしないとなー」って考えていました。

そこで、ゴミ箱に囲いを作って地面から離してみました。

ゴミ箱三つ分の寸法を測り、近くのホームセンターから2×4の木材を4本買ってカットしてもらいました。あとは、組み立ててペンキを塗って完成です。
なかなかいい感じにできました。

これで、ジメジメともさよならです。
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Published 8月 31, 2017 by

た、大変!〜程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

こんにちは、染井吉野です。

先週、ようやく太陽が出て日差しが降り注いだ日、広縁に出てみてびっくり!
床板にカビが出ていました。
そして、広縁と隅々まで確認したら、広縁と縁側の柱までカビが!

カビが発生するまで雨が続いたので、しょうがないと気持ちを落ち着かせ、スプレー式の除菌剤を床モップに含ませてカビを落としました。
でも、一旦カビが生えたということは、また発生する可能性があります。

これから気をつけて観察、除菌しようと思っています。

それにしても、この1ヶ月の長雨、ホントいやですね。
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Published 8月 24, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

雨模様の外からは柔らかな光が舞い降りてきます。
こんにちは、染井吉野です。

今年の夏はどうしちゃったんでしょう。東北の仙台は梅雨から今日までず~っと雨です。
気温は過ごしやすいのですが、日差しが無いので洗濯物が大変。

日中も日差しが全く無いですが、BESSにお住まいの皆さんのお家の中は暗くないでしょうか?

我が家の程々の家は、天窓を2箇所付けてあります。このお陰で1階リビングも2階のフリースペースもくもり空でも明るいです。
どんよりとした日中ではありますが、家の天窓からちょうどよいやわらかな光が降りてくる、とても気持ちが落ち着いた時間が過ぎていきます。
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Published 8月 17, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

こんにちは、染井吉野です。

天気の良い日はデッキで一日過ごす。なんて贅沢な暮らしなんでしょうか。程々の家には外にもう一つのリビングが標準装備されています。もちろんBESSさんのモデルにはどれもデッキがありますが、程々の家は別格です。なんて言っても屋根の下にあるんですから、もうリビングですね。

ここで一日過ごすとなるとやっぱりBGMがあるとなおさら楽しいですよ。
折角なので、海外のラジオを聞きながらリゾート気分に使ってみましょうよ。

iTunesがあれば簡単です。
iTunesを起動したら、
曲目一覧の上にある[ライブラリ]を選択。自分のライブラリ曲が表示されます。
次に▶(プレイボタン)の下にある[ミュージック]のプルダウンメニューから[インターネットラジオ]を選択します。
すると、ストリームと言うラジオ局のカテゴリ一覧が表示されますので、好みのジャンルの▶をクリックするとラジオ局名が出てきます。
沢山ありすぎて困ったときは、iTunesの検索窓を使って希望のラジオ局を探すこともできます。
世界中のラジオ局からJazzを探しますか?それともHawaiiのリゾート?


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Published 8月 10, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

流木で手すりを作りました。
こんにちは、染井吉野です。

我が家の程々の家の北玄関に手すりがなかったので気になりました。程々の家の暮らしを楽しむにはこんなちょっとしたことでも暮らして楽しい我が家にしたいですね。
普通な手すりは似合いません。

そこで、ストックしておいた流木の中から程よい太さと長さのものを見つけたので作りました。

まず、両端の傷んだ所をカットして、全体に紙やすりを掛けます。流木だったので木の皮はキレイになくなってつるつるでしたが、汚れとフシの所をさらに滑らかに。
 その後は、ビンテージワックスを塗りつけます。
 最後に高さを合わせて外壁にネジ止めで完成。

見た感じ、なかなか良いんじゃないでしょうか?

自分たちもいずれは足腰が弱くなるので、きっとこれが役に立ちそうです。
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Published 7月 27, 2017 by

LEDヘッドライトをランタンに~程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

簡易ランタンを自作
こんにちは、染井吉野です。

LEDヘッドライトをランタンに加工してみました。
きっかけは机の上に置き忘れていたスターバックスコーヒーの紙コップ。
これとその隣に置いてあったLEDヘッドライトをくっつけたらランタンになるんじゃないか!?と思いついたんです。

紙コップの底にヘッドランプより少し小さめの穴をカッターであけて、グリグリ押し込めて完成。

これでまた夜の広縁遊びが楽しくなります。
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Published 7月 13, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

大屋根の裏を寝転んで見てみました。
こんにちは、染井吉野です。

程々の家の特徴は、大屋根。正面から見ると家の顔として威風堂々としています。
数寄屋造りも日本の建築美ですが、程々の家のように直線的で余計な角がないシンプルな和風も現代の和の美として素敵です。

その大屋根を先日、縁側で寝転んで見たのがこの画像。屋根の裏側になります。
立派な梁が何本も通っていて、大屋根を支えています。
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Published 6月 29, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル


縁側遊び
こんにちは、染井吉野です。

週末の土曜日、梅雨入りしたと言うのに天候が良く、折角なので程々の家の縁側(広縁じゃなく)にBESSさんから頂いたレジャーシートをひいてまったりしてみました。

ゴロゴロ横になって雑誌をめくったり、お昼をここで食べたり、それに気分を変えてiTunesのインターネットラジオでハワイの番組を聞いていました。
それと、仕事で必要な勉強もしましたよ!

その後は、ウクレレの練習です。

程々の家は広縁と縁側が特徴です。どちらも十分に遊べるスペースがあるので外にあるもう一つのリビングです。 
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Published 6月 15, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

こんにちは、染井吉野です。

BESSさんの程々の家に新モデルが登場した模様。

その名も「倭様(やまとよう)~程々の家

今回のモデルも和がいい雰囲気ですねぇ~。
これまでと違うところは、襖が取り入られているところなんですね。さらに、広縁と土間の間は中折のガラスサッシが使われていて、開放感がバッチリの様子です。

我が家の程々の家を比べながら、倭様での暮らしを妄想してみるのも暮らし方鑑賞の楽しみ方です。
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Published 6月 01, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

梁も利用しちゃいました。
こんにちは、染井吉野です。

程々の家の私の部屋には、梁が一本あります。
構造上、この梁があるのですが、折角なので活用しなくちゃ。

そこで、梁の下に木製の棒をぶら下げました。
方法は、園芸用の麻縄を使っています。ネジや工具で固定しているわけでは無いので、邪魔になったらいつでも取り外せます。

この棒、以外に役に立っています。取り込んだ洗濯ハンガーを一時的にかけたり、ちょっとした物を掛けておいたり便利です。

梁はイケアで購入したフェイクのツル植物を巻きつけてデコレーションしてみました。
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Published 5月 25, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

流木のガーデンオブジェ。
こんにちは、染井吉野です。

流木アートの第三弾です。

今回は、ガーデンオブジェ。
以前、イケアでクリスマスツリーにもみの木と木を固定する台を購入していました。
この台に、流木を差し込んで固定。それに鳥の巣オブジェとDIYで購入したソーラーバッテリー式のLEDランタンを下げてみました。

我が家では、このオブジェを「メルヘン」と呼んでいます。
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Published 5月 18, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

流木をダイニングに利用してみました。
こんにちは、染井吉野です。

流木アートというほどではありませんが、拾ってきた流木にちょうどいい長さと太さのものがあったので、ダイニングテーブルの照明に使ってみました。

ペンダントライトが下がっているダイニングテーブルがちょっとだけカフェっぽくなりました。

よく、こんな風に流木でアートしているオシャレな所がありますが、程々の家にも合いますね。
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Published 5月 11, 2017 by

程々の家暮らし方マニュアル

流木をデッキ下にデコレーション。
こんにちは、染井吉野です。

デッキ下のスペースは皆さんどのように活用していますか?
植物を植えたり、プランターを置いたりしてもいいですよね。
程々の家は大屋根が張り出しているため雨が当たりません。そこだけ芝の生育が悪く枯れてしまいました。植物を直植えすることを諦めて、何か飾りたいな、と思っていた時、ピン!と来て以前集めていた流木を置いてみることに。

これが、以外に程々の家にピッタリ。

数が足り無いので、知り合いに教えていただいたダムへ行き頂いてきました。
我が家の軽自動車では運ぶ量に限界があるのでこれでも2回分です。まだまだスペースがあるので、もう数回は通って流木を集めたいと思います。


流木集めは、断然ダムがいいです。塩水に浸かっていないので取り扱いがラク。
ここ仙台では、大倉ダム(宮城県管理)の流木はストックヤードに集められていて、誰でも自由に持ち帰ることができるんです。「工芸用などに自由にお持ち帰りください」と看板もありますので安心してもらえます。
場所は、大倉ダム湖畔公園の一画にあります。

同じダムでも、 国土交通省が管理するダムでは事前申し込みが必要(ネットから用紙がダウンロード)で、回収する日時も伝えて置かなければなりません。ちょっと面倒な上に譲渡日が雨だったりしたら台無しになるかもしれません。宮城県の大倉ダムは、いつ行っても大丈夫。ストックヤードは無人ですから時間も自由に選べます。ただし、マナーには注意してくださいね。

皆さんも流木でBESSの家をデコレーションしてみましょう!
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Published 5月 02, 2017 by

今日は八十八夜です。

こんにちは、染井吉野です。

八十八夜は雑節のひとつで、季節の変化の目安とする特定の日の総称を言うんだそうです。
今日の八十八夜は、春から夏に移る節目の日であり、夏への準備をする日、末広がりの縁起のいい日とされてきました。
また、「八十八夜の別れ霜」と言われるようにこの日を堺に霜もなくなり穏やかな日が続きます。このことから、苗代のもみまきなど一般に農作業の取り掛かりの目安になっています。

♪夏も近づく八十八夜~

と謳われるのは茶摘みですね。

テクノロジーの現代でも、こうして自然の暦から新しい季節を迎え、無病息災を祈り、農作物の豊作を願って農作業の始まりをなす。
これからも永遠に古人の知恵を受け継いでいけたらいいですね。

程々の家でも、広縁に置く植物たちのレイアウトを変え、夏を迎えようと思います。
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Published 4月 18, 2017 by

仙台の桜は散り始め

こんにちは、染井吉野です。

先日の日曜日は晴天に恵まれ、気温も上昇しました。
25度の夏日に届いたところも。
この陽気に、仙台の桜の花も散り始めました。

ワタクシ、ソメイヨシノのお披露目もあっという間でしたね。
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Published 4月 17, 2017 by

春土用入り。

こんにちは、染井吉野です。
今日、2017年4月17日(月)は土用の入りです。

土用って夏じゃなかった?

でも、カレンダーにはしっかりと「土用入り」って書いてありました。それで、ネットで調べてみた所、土用は年4回あるそうなんです。

立春、立夏、立秋、立冬の前約18日間の時期を言うそうです。
と、言うことは今日の土用の入りは春土用となるそうですよ。その意味とは、季節の変わり目になるので健康に気をつけるということと、新しい季節を迎える準備の節目と言うことだそうです。
健康に気をつけるというと、夏の土用の丑の日を思い浮かべますが、季節を迎える準備には何があるかと言えば、衣替え時に陰干しして虫が付くのを防いだり、田んぼの水抜きしたり(水抜きしたあとは土が良く水を含むので稲が成長しやすい)、梅干しをしたりと、各土用期間中に行う行事の目安としていたようです。

天気予報が無かった時代の生活の知恵なんですね。
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Published 4月 06, 2017 by

新年度

こんにちは、染井吉野です。

4月は、希望に満ちた月。入学、入社の季節ですね。それぞれ新しい環境に胸を弾ませていることでしょう。

そして、桜の開花の声もチラホラ聞こえ始める頃です。
今、桜前線はどのあたりに?

わたくし「染井吉野」も、もうすぐ皆さんのお目にかかると思います。

黄色いランドセルで通学する新一年生を見るたびに新年度が始まったことを実感してしまいます。
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Published 3月 23, 2017 by

仰げば尊し

こんにちは、染井吉野です。

もうまもなく3月も終わります。皆さんにとって3月にはどんな思い出があるでしょう。

一番に思い浮かぶのは、中学や高校の卒業式。学び舎を育って新しい学校への進学、社会人としての船出。それぞれに思い入れがあると思います。

「仰げば尊し」

この曲は1884年(明治17年)に発表された唱歌で、卒業生が教師に感謝し学校生活を振り返る内容となっていて、明治から昭和まで卒業式で謳われ親しまれました。

この原曲は長らく不明とされていましたが、2011年1月に一橋大学の桜井雅人名誉教授が、1871年に米国で出版された楽譜に仰げば尊しと同じ楽譜を発見。それが、「Song for the Close of School」という楽曲だそうです。

原題からも推測される通り、アメリカでも学校の卒業式に謳われる曲なんですね。

当時の日本人がこの曲を見つけた感性に感動します。名曲には国も人種も関係ないんですね。
下記のYoutubeでは、日本語の歌詞と原曲の歌詞が比べることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=OW-YB3SaYJ0
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Published 3月 09, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

程々の家の広縁。
こんにちは、染井吉野です。

程々の家には縁側と広縁があります。和の民家ですので「デッキ」と言う表現は似合いませんね。
昔の民家なら縁側がありましたが、今では縁側の無い住宅が増えました。昔は日向ぼっこが気持ちよくて、大人も子供も縁側で和んでいたものです。

程々の家の縁側は広く作られています。標準仕様では南玄関のエントランスを兼ねているからなんですね。現代ではこの広々とした縁側にテーブルと椅子を置いて、天気の良い日には日向ぼっこしながらお茶を楽しんではいかがでしょうか?

さらにもう一つ、程々の家の特徴は縁側と繋がった広縁。ここは、外にあるリビングと言ってもよいほどです。
寝転がって本を読むのもよし、テーブルを置いてピクニック気分でお昼を食べるものよし。夏の夜には夕涼みも。
園芸が得意ならば、鉢植えを並べて見るのも楽しいかも。

今年の夏はここで何しようかな。
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Published 2月 23, 2017 by

日本野鳥の会からプレゼントが届きました

日本野鳥の会からプレゼント。
こんにちは、染井吉野です。

日本野鳥の会の会員になってかれこれ25年以上。
野鳥観察会には一度きりしか行ったことがない、ほとんど幽霊会員化していますが、会費は毎年収めている他、クレジットカードも「日本野鳥の会カード(オリコカード)」を使って少しでも会に寄付金が行くようにしています。それに毎年の年賀状は野鳥の会のオリジナルデザインの物を購入。少しでもお役にたっていれば嬉しいんだけど。

年末の会報誌にアンケート募集の広告があって、抽選で野鳥の会オリジナルメモ帳が当たるそう。さっそく、会員ぽくそれなりにアンケートに答えて送ったところ、先日郵便物が届きました。
メモ帳のことなどすっかり忘れていたので、「何だろう?会費は収めているはずなのに請求書かな?」って中身を確認したところ、入ったのがこの画像のメモ帳でした!
ハードカバーのメモ帳で大切なことに使いたいと思います。
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Published 2月 16, 2017 by

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

今朝はお味噌汁を頂きます。
こんにちは、染井吉野です。

一日の始まり。食べ物をしっかり摂って一日を健やかに過ごしたいものです。
とはいえ、朝は何かと気ぜわしいもの。ついつい簡単な朝食を急いで食べたりはしていませんか?

普段はそんな毎朝ですが、今朝はそんな気持ちから「ふっ」っと懐かしい気持ちになりました。

昨晩のお味噌汁。

温め直して、食卓に並べたら子供の頃の朝を思い出させてくれました。母親の作ってくれた朝食を食べて毎朝学校に通ったなぁ。そんな昭和の時代も30年前になるんですね。

そんなことを感じながらの朝食はいつもより懐かしい味がしました。

それに、程々の家はなんてお味噌汁の香りが似合う家なんでしょう!
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