風神雷神図(尾形光琳) |
和の趣が日本人にしっくりくる程々の家ですが、インテリアに和にこだわってみるのも楽しい暮らし方のひとつ。趣のあるいい調度品なら揃えてみたいものです。
1階リビングの壁がちょうど殺風景に感じたので額を掛けてみました。
風神雷神
京都の建仁寺の風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)が有名で、俵屋宗達のものとされていますが、画像の風神雷神図は、尾形光琳が模写したもの。
俵屋宗達の風神雷神は、屏風から僅かに風神と雷神が飛び出している構図ですが、 尾形光琳の構図は屏風の中に収まって描かれています。
俵屋宗達は、はみ出す構図で勢いを見せつけ、尾形光琳は風神と雷神にスポットをあてたものと、それぞれ解説されていますね。また、宗達と光琳では、風神と雷神の目線が異なっています。その目線の先も両作者の意図を表しているんだそうです。興味のある方は是非調べてみてください。
どちらの画も素晴らしく有名で、日本人として目にしたことの無い人はおりません。実は、私は光琳が模写した風神雷神図があることさえ知りませんでした。
この光琳による画を改めて鑑賞すると、その神様の様(さま)が今にも勢い良く飛び出してきそうです。
偶然にも和紙に印刷されたこの風神雷神図(尾形光琳)を買うことができたので、さっそく額にいれて飾ってみました。(反射で見えづらい点はご了承ください)
絵は2千円ほどで購入できました。手頃な値段ですがデジタル処理で精巧に印刷されているのですごく立派です。一方額は6千円ほどかかりました。
金額の比較では額が高価なので、額を飾っているのか絵を飾っているのか、、、いいえ、飾っている絵があまりにも素晴らしいので。
程々の家にどんなインテリアがふさわしいかは、住んでいる個々の趣にもよりますが、何十年も変わらぬ暮らしが過ごせるものを熟考して選ぶのも楽しみのひとつだと思います。