2016年11月25日金曜日

程々の家暮らし方鑑賞マニュアル

程々の家の明るさ
こんにちは、染井吉野です。

BESSさんの程々の家、ジャパネスクを取り入れた新しい日本家屋のデザインが人の心を引きつけます。

外見は、漆喰の風味を模した木の黒い外壁と土壁風モルタルのツートーンが日本古来と現代をバランス良く融合させています。
今では純日本家屋の住宅はなかなか見る機会が少なくなりましたが、その数少ないデザインの1つが程々の家の魅力なのかもしれません。

さて、京都をはじめとして日本全国の古都、あるいは古い町並みに佇んでいる、古民家に共通しているのは、格子。障子はよくよくありますが、格子を見かける新しい住宅は珍しいものとなっています。
程々の家にも室内に格子があつらえられています。
この格子、障子の様に外と内を遮断すること無く、風景を柔らかく見通すことで外と内が繋がった空間を保ちつつ、それでいて内と外を仕切ることができます。

外向きには、日本古来の顔を...、室内は格子を通した風景が広がりを演出してくれます。街の喧騒だけをこの格子がさえぎってくれるかのようです。
レースカーテンなどで遮るのは野暮というもの。

BESSさんのモデルハウスをご覧になった方は、お気づきになっていませんか?
室内に入った時に「ちょっと薄暗いかな?」と感じるのは、この格子からの光の取り入れ方の特徴です。
また、純正仕様の壁の色も少し暗めです。現代の昼光色の照明で暮らしているとなお一層暗く感じられることでしょう。
この、暗さも日本古来の家の暮らし方なのかもしれません。

でも、人の生活様式は様々。日本家屋の薄暗さも楽しみつつ現代の暮らしやすさも取り入れることができるのが現代建築の良さです。

明かりを入れるため我が家は、天窓を一階リビングの上と二階オープンスペースの上の2箇所に追加しました。これで日中の明るさは全く問題ありません。また、室内の塗装の色もナチュラルな色に変更しました。
古い民家では年を経ることで壁が自然に飴色に変化していきます。程々の家に暮らし、いつの間にか壁の色も飴色に変化していくので最初は明るめの色でも良いでしょう。
これもまた、長い暮らしの楽しみ方です。

このブログの画像とウェブで公開されている程々の家の画像を見比べて、その室内の明るさに違いがお分かりいただけると思います。

日中は十分な光を取り入れつつ、夜にほんのり暗い和の空間を目指しました。我が家の場合は、リビングや2階オープンスペースのペンダントランプをワット数が低い物にし、部屋全体は落ち着いた明かりが行き渡っています。その代わり、間接照明や読書灯などで補っています。

陰影礼賛

他のモデルには無い暗さも特徴の一つの程々の家ですが、活動的な昼は必要な明るさを維持し、夜は落ち着いた風情を楽しんでいます。

おすすめしたい程々の家暮らし方鑑賞マニュアルです。

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